6月

記録再開。

玉子を刻む日々。

小さなマンションの細長い部屋を借りて、春に引越しをした。
特に書くことが思いつかないくらい、つるっとした生活。
毎日あくびを喉の奥へ、奥へ奥へと押し込んでは、退屈と手を取り合う。

こちらに引越した頃は、あくびは4月の陽気のせいだと思っていたけれど、どうやら関係ないよう。
きっと北風に吹かれる季節にも、くしゃみをしながらあくびを堪えている。器用。